【要約・書評】ストレス脳｜アンデシュ・ハンセン

「ストレス脳」という本を紹介します。

ストレスに悩んでいる。

うつや不安について知りたい。

そのような方におすすめしたいのが「ストレス脳」。

本書を読めば、ストレスについて正しく専門的な知識を得ることができ、ストレスの考え方が変わっていきます。

では早速紹介していきます。ぜひ最後まで読んで下さい。

作品情報

本書のあらすじ

私たち現代人の4人に1人がうつや強い不安といった精神的な不調を経験すると言われています。

なぜ多くの人がうつや不安で苦しまなくてはならないのか？

本書はうつや不安についての知識やその対処法などを線も的な観点から紹介しています。

人はなぜ「うつ」になるのか？

うつを引き起こす原因は1つしかありません。

それは「ストレス」です。

ストレスにより脳内でいくつもの部分やシステムが影響を受けて「うつ」という結果につながっていきます。

また、少しのストレスでうつになりやすい人もいれば何が起きてもうつにならない人もいます。

そのためうつとは「遺伝子が弾を込め、環境が引き金を引く」と表現することができます。

うつはマイナスなイメージをもつ方も多いと思いますが、ストレスのかかる環境に対して自分の身を守るために異常な反応しているため、むしろ正常な反応なのです。

人生が闇のように感じられても、自分も生物であることを思い出せば安心できるかもしれない。その時はそうは思えないかもしれないが、この状態はいつか終わるのだ。人間はそのようにできているのだから。

引用:ストレス脳

「うつ」を防ぐ方法

うつを防ぐ方法はそれは「運動」です。

毎日ずっと座っている代わりに15分間ジョギングをするだけで、うつになるリスクが26％減るといいます。

そして運動する強度や時間が多ければその分さらに「うつ」への防御効果は高まります。

注意点として「運動」したからといって絶対にうつにならないわけではありません。

「運動」はうつに対して防御効果を高める最も効果的な予防という事は忘れないようにしましょう。

デジタルライフの問題点

現代人は1日に平均で3〜4時間をスマホに費やしています。

1番問題なのはスマホではなく、他の事をする時間がなくなったことです。

そして最近では10代の精神的不調は明らかに増えています。

原因はSNSです。

他人と比較して自分の「地位が下がった」と感じさせられてしまうからです。

私たちは文字どおり1分ごとに自分よりも素敵な人、賢い人、リッチな人、人気のある人、成功している人がいることを思い知らされる。そのため常にヒエラルキーの下へ下へ落ちていくように感じるのだ。精神状態が悪くなるリスクはそこにある。

引用:ストレス脳

本書からのアドバイスとしてソーシャルメディアの使用を制限する。

1日1時間以内にすることを推奨しています。

最後に

「ストレス脳」の紹介でした。

本書を読むことで「うつ」への概念が変わります。

少し難しい表現をしているところもありますが、うつや不安のついての知識や対処法を専門的な視点から紹介しており、かなり学びのある内容です。

ストレスで苦しんでいる人に特に読んでほしい書籍です。

本書を読んだ方におすすめの書籍はこちら。

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本をお得に読むことができるサービス

最後に本をお得に読むことができるサービスを3つ紹介します。

読書は最高の自己投資です。

読書を継続し自分という資産を大きく成長させていきましょう。